2021/08/11
8年ぶりのご来店、色んなお店に行かれて戻ってきてくださいました。
「自分の希望するスタイルや自分に似合うスタイルを言葉にする事は難しくて、パーマをかけたいと言えば毎回同じスタイル。シェー謝に行こうかと思ってみたもののカット代が高くなっていたから迷って。おばちゃんだからと諦めようともしたんだけど」そう言って、ご来店くださいました。
ご希望は「長さはあまり変えたくない。パーマはかけたい。下を向いた時に顔にかかる髪が気になる」と。
長さを変えずにパーマだけかけても、お客様がシェー謝に何かを求めてご来店くださった願いは叶わないのではないかと思い、少しの変化を提案しました。
①例えば前髪の量を増やしてボリュームをつけると、若々しくなり白髪も目立ちにくいこと。
②前髪を短く切って下ろすならば、真っ直ぐ同じラインにするよりも斜めのラインが良いのではないか。
③お顔周りの髪はカットするとこうなり、長さを残すならばこんなアレンジが簡単に出来ること。
ご主人からも褒められたと、嬉しいメッセージを頂きました。
私は29歳で美容師になりました。
若い頃から着物が好きで、結婚式には着物を着て行くのですが、どのお店でしてもアップスタイルが似合うと思った事がなくて、自分はアップスタイルが似合わないと思っていました。
美容師になってカットが出来るようになってからは、髪の流れの持っていき方ひとつでもムードが変わる事を知りました。その自分の悲しいな経験が、美容師となった今の私には必要だったと思えます。
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