2021/08/11
韓ドラ『女王の教室』は、先生と小学６年生の子供達の闘いのドラマ。
教師としてあるまじき言動に、振り回される子供達。
理不尽さを感じながらも従おうとする子供、反発する子供、その生き方を描いた作品。
「なぜ、先生はそこまで私達に厳しくするのですか」と問う子供達に答える先生の言葉が。
「童話とは違うから。現実の世界では善人ばかりが損をする。悪さをしても、強者につけば罰ではなく褒美を受ける。
大人になったら、もっと理不尽な事と戦うことになるわ。その度に、自分で選択をする。そして、結果も自分に返ってくる………」
また、先生は言う「勉強は、すべきものではなく、したくなるものなの。
赤ん坊にとって、この世は疑問だらけだわ。
自分を抱いている人は誰か。目の前で輝いているのは何か。
それを一つずつ理解して、ママと言うようになり、おもちゃで遊べるようになる。習得していく過程が勉強なの。教科書だけが勉強じゃないわ。テストのためでもない。人間の持つ世の中への純粋な好奇心、それを満たす過程が勉強よ。
だから、大学や就職が勉強の目的にはならない。テストや成績だけが結果でもない。
あなた達は、勉強を義務だと思ってるけど、勉強は、人間だけが享受する最高の特権よ」
韓国ドラマは人生のメッセージをくれると、韓ドラファンは言う。
女王の教室も、そんなメッセージ性の強いドラマだった。韓ドラ吹き替え版の良さは、耳で聴き、目で字幕を追いながら見るからこそ、深く言葉が入ってくる。ハッと気付かされる。子供達に泣かされた。
幼い頃に、こんな風に気付かされて生きれたら悲しい事件も少なくなるのではと思えた作品。
